下北山村

基礎知識

地理

下北山村(しもきたやまむら)は、奈良県の中では最も「南東側」に位置する村です。一般的には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」が通る地域として知られています。

村内は全域が紀伊山地一帯の山深い環境ですが、アーチダムとしては日本最大の「池原ダム」とそのダム湖(池原貯水池)、池郷川・北山川による「水辺」の環境も豊かです。なお、河川の水は「熊野川」を通って太平洋へ流れています。

都市部からの距離が遠く、かつ分厚い山地に囲まれているため、交通アクセスの面では現実的に不便も大きい地域で、国道が土砂災害などで通行止めとなるケースも時にあるため、大きく迂回が必要となるケースも見られます。

隣接自治体
奈良県上北山村・十津川村
三重県熊野市
和歌山県北山村

気候

季節気候の傾向
(下北山村役場付近を基準の場合)
・前半は、朝晩ある程度冷え込みやすい
1年で最も晴れ間が多い時期
比較的早い時期から「まとまった雨」が降りやすい
・3月に雪が降るケースはまれ
昼間はある程度暑い(極端な猛暑はまれ)
・朝晩は比較的しのぎやすい
雨量(降水量)はかなり多い
・台風、前線の活発化、湿った空気の流入などで一気に雨量が増えやすい
・9月はある程度残暑あり
・朝晩は比較的早い時期から肌寒い
9月の雨量(降水量)は1年で最も多い傾向
台風の影響を比較的受けやすい
・10月後半以降の降水量は一気に減る傾向
朝晩は冷え込みやすい、路面凍結などに要注意
・標高を考慮した場合は、特段寒冷な地域とは言えない
晴れる日が多い
・降水量は1年では少ないものの、近畿中部と比べるとやや多め
雪は少なく、まれに積もる程度
※一般的な傾向であり、個別具体的な気象状況はその都度異なる場合があります。

人が住む地域の場合、村内の気候は概ね似た傾向です。

標高の高い山地の場合、気温差は人が住む地域と比べ5℃以上に達することもあり、冬場は積雪頻度が増えるなど、違いが生じやすくなります。

天気予報上の区分

一次細分区域奈良県南部
市町村等をまとめた地域奈良県南東部
二次細分区域(注意報・警報)下北山村

観測

市内には気象庁の「下北山アメダス」があります。設置場所は、村内では南端部に近い「佐田」地区の集落内となっています。

◆下北山アメダスの降水量グラフ

下北山村内には、電源開発株式会社・国土交通省が管理する雨量観測所(前鬼・池原・寺垣内)もあります。

川の防災情報
「川の防災情報」で提供している情報です。

ライブカメラなど

下北山村内の気象状況について、データではなく「実際の様子」を知りたい場合、ケーブルテレビ会社のライブカメラ(上池原・浦向)をご確認頂けます。

ライブカメラ|こまどりケーブル株式会社
奈良県の北東部・南部エリアにケーブルテレビ、インターネット、IP電話サービスを提供しています。こまどりケーブルはKCNのグループ会社です。
川の防災情報
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